中古住宅購入の立地条件で気をつけたいことは？

中古住宅購入の立地条件で気をつけたいことは？

一戸建て住宅は多くの人が持つことを夢見ている商品ですが、新築で購入する場合はその価格から簡単に入手できるものではなく、中古住宅を選ぶ人は少なくありません。
今は中古でもメンテナンスを行っていれば長く使用することが可能であり、内装についてもリノベーションをすることで対応もできるので、以前ほどは嫌悪感を持たれなくなっています。
ところが中古住宅ではその立地条件で以後に問題になるケースがあり、その点を事前に知った上で購入するようにしてください。
中古住宅は建設されてから一定の時間が経過しているため、当時とは建築基準法の内容が異なっていいる場合があります。
この建築基準法は建築当時に合法であれば問題はないのですが、新たに増築や改築をする時に、現在の法律内容では適合しないケースが生じることがあるでしょう。
代表的なのは敷地面積に対する床面積の割合や地盤の変化によって新規に建物が建てられなくなる場合があり、このような立地条件の変更は法律で規制されているので許可されません。
新築物件はこのような条件変更があっても考慮していますが、中古住宅は建築した年度から時間が経過しているので、この条件変更については事前に確認することが大切です。

中古住宅の資産価値とはどこで変わるのかそのポイント

中古住宅といえば資産価値が気になるところですが、実際にどういった要素が影響したり、どう変わるのか知りたいものではないでしょうか。
中古住宅は新築と違って個体差が大きく、また土地や立地条件、周辺環境などの影響を受けやすいといえます。
建物に限れば外壁と屋根や内装の状態であったり、水回りの状態がかなり価格に影響すると思われます。
何より設計が新しいかどうか、最新の基準で建てられているか否かも大事です。
耐震性能などは特に、中古住宅の価格を左右しますから、資産価値を気にするのであれば設計の新しさに目を向けて検討したり、購入を決めることが重要です。
中古住宅は既に取得済みであっても、リフォームやリノベーションで手を加えて新築に近い状態を保てば、それだけ資産的にも評価されることになります。
欧米では古い建物でも価値を持っていたり、新築より評価されるケースがありますが、日本では築年数による老朽化が価値の低下の原因ですから、年数が経過しても古くならない建物にこそ価値を保つヒントがあるのではないでしょうか。